癒しのアーユルヴェーダ

美容・健康・ダイエット・若返りはインドの伝統的な自然療法『アーユルヴェーダ』で実現できる。その方法を紹介します。

アーユルヴェーダで考える 健康に理想的な生活習慣とは②

アーユルヴェーダでは理想の一日を過ごすためのガイドラインがあります。前回の続きです。

 

◆視覚情報に氣を付ける

朝起きたときに、縁起の良い物、吉祥物、自分のお気に入りのものが目に入るようにすると心がウキウキとうれしくなり、良い一日を始められるといいます。はじめに心を整えることで受け取る情報が変わり、一日を気持ちよくスタートさせることができるということですね。

 

◆頭にオイルをつける

体質にあったオイルを頭につけることで健康な髪と頭皮を保ち、頭痛、抜け毛、白髪を予防するのに役立ちます。また、寝る前にオイルをつけるとよく眠れます。

 

◆耳をケアする

ごま油またはココナッツ油を毎日数滴耳の中へ落とすと、聴覚障害、耳鳴り、耳垢の蓄積などの軽減につながります。

 

◆鼻をケアする

毎朝、入浴の後、あるいは就寝前にアヌタイラオイル(薬用オイル)を鼻腔へ2、3滴たらすと鼻の健康を保てます。

鼻にオイルを垂らすことを「ナスヤ」といいます。心や頭のヴァータの乱れを軽減するのに特に効果があるほか、呼吸器感染症を予防することができます。

 

◆オイルトリートメントする

入浴やシャワーの前に必ず15分間、ごま油で身体をマッサージすると、皮膚の状態を改善し、筋肉と血管の調子を整え、神経系に鎮静作用をもたらすことができます。

時間がない場合ときは、耳、首、頭、背骨、足の裏をマッサージするだけでもリラックスします。

オイルトリートメントは特にヴァータを鎮め、循環を促して、身体の組織からの老廃物の排出を助け、視力を改善し、五感を強め、安眠を促し、老化を遅らせるのに役立ちます。特に足の裏のマッサージは倦怠感、疲労が取り除かれて、神経や眼に良い効果をもたらします。オイルトリートメントは真夏以外はいつでもおすすめです。