癒しのアーユルヴェーダ

美容・健康・ダイエット・若返りはインドの伝統的な自然療法『アーユルヴェーダ』で実現できる。その方法を紹介します。

くせになる舌磨き

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朝起きてから、口の中がネバネバする。

歯磨きして、歯はつるつるになったけど、息がスッキリしない。

口臭がする。

いつも気になっていませんか?

 

口臭の原因は複数あるといわれていますが、歯磨きだけでは取れない、

舌苔(ぜったい)という、舌についた白い苔のようなもの(アーユルヴェーダではアーマといいます)も口臭の要因の一つです。

 

白い苔の正体は、細菌や食べかすの塊(かたまり)。

舌磨きは口臭予防に効果がある一方で、磨きすぎは舌の細胞を傷つけてしまうため、

注意が必要です。

 

舌苔(ぜったい)をすべて取り除く必要はなく、ピンク色の下地に全体がうっすらと白くなっているのが健康な状態です。

 

アーユルヴェーダで行っている舌磨きは、

舌磨きというより、舌の奥から掻き出すという表現がぴったりきます。

 

 

舌苔(ぜったい)を掻き出すにはこちらを使います↓

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タングスクレーパー

タングスクレーパーといいます。

 

舌を傷つけず、綺麗に除去するにはこのタングスクレーパーがおススメです。

素材は金がおススメです。金は体内で吸収されることがなく、人体に対して安全な物質と言われています。

また、掻き出した後についた舌苔も、すぐに洗い流して清潔に保つことができます。

 

毎日、朝起きてからの習慣になると、前日食べ過ぎたな、とか胃腸の調子が悪いな

ということが、掻き出した舌苔(ぜったい)の量で分かってきます。

 

消化の悪いものや肉料理などを食べた翌日は、こんもりのっています。

そうすると、今日は胃を労わって消化の良い食べ物をとってバランスをとろう!とか

身体の循環をよくしようとか、自分自身で体調をコントロールするバロメータになってきます。

私は、舌磨きは朝起きた時に一番にやることとして習慣づいていて、旅行先でもタングスクレーパーを持っていっています。

習慣づいていて、舌苔の存在に敏感になっているので、朝舌苔をとらないと気持ち悪いくらいです。

 

舌磨きの効果は

・口臭予防

・雑菌予防

 

などがありますが、朝はこの舌苔(ぜったい)をとって、口の中の未消化物(アーマ)をを取り除いてから、白湯や水を飲みます。

 

そうすると全身のデトックスにもつながります。

 

朝はデドックスするようにすると

免疫力もUPし、日中も元気にすごせるようになりますよ。

 

 

全身デドックスにつながる鼻うがい

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朝起きるといつも鼻がつまっている。

鼻がすっきりしなくて頭がぼーっとする。

花粉症が気になる。

 

などの方へおすすめなのが鼻うがいです。

 

鼻がすっきりすると・・・

・頭がすっきりする

・熱がとれる

スピリチュアルな影響としては、

・滞っていた流れが変わる(直感が冴え、運氣がUPする)

 

という効果もあります。

 

鼻うがい「ジャラネティ」は、アーユルヴェーダでは行為のヨガ(クリヤヨガ)と呼ばれる身体を浄化する方法の一つです。

“jala(ジャラ)”は水、“neti(ネティ)“は“鼻の通路”の意味です。

 

鼻うがいは、鼻の中をキレイに洗い流すことができ、鼻洗浄とも呼ばれています。

花粉症や風邪などでおこる鼻づまり・鼻水・ムズムズ感などのトラブルの原因となる鼻腔内の花粉・ハウスダスト・雑菌などを取り除きます。

 

鼻は、においを感じるだけでなく、鼻の中に入ってくる異物を取り除く仕組みが備わっています。大きな異物は鼻毛でとらえ、小さな異物は粘膜の表面を覆う粘液に吸着され、粘膜表面の繊毛運動によって鼻から排除されます。

このような仕組みで異物の侵入を防いでいるのですが、異物が多かったり鼻が乾燥していたりすると、排除しきれなかった異物(花粉・ハウスダスト・雑菌などやアレルギー物質など)が粘膜に入り込んでしまいます。そうなると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状がおこります。

 

省エネに伴う住宅の高密度化によってハウスダストは増加しているようです。

また、花粉は種類が複数あり地域によっては1年中飛散しています。

冬に蔓延すると思われがちなウィルスも、地球の環境の変化によって年中蔓延しています。

 

プールやお風呂で鼻に水が入ったときはツーンと痛くなるのに、海で泳いでいるときに鼻に水が入ってもあまり痛くないと感じたことはありませんか?

その理由は、海水は体液に近い成分だから。

鼻うがいで使う水は、身体の浸透圧に近い0.9%の濃度の食塩水を使うのがよいとされてます。私はネティポットに小さじ1杯ほど入れて、少ししょっぱいかな?位を基準にして作ってます。

 

また、体温と同じくらいの36℃程度にすると、鼻の粘膜に対する負担が少なく、違和感が少なくなります。

 

鼻うがいの方法

用意するものは、人肌に温めた「生理食塩水」と「ネティポット」という器具を使います。

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ネティポット Amazonで購入できます。
  • 食塩水を人肌の温度にして使います。
  • 鼻の穴に差しこめるような、ノズルのついたボトルに上記の9%の食塩水を入れます。
  • 一方の鼻を指で押さえつつ、前かがみの状態からやや上を向き、食塩水を片鼻に流し込み、反対側の鼻から出します。水圧が鼻の中にかかると自然に流れていきます。慣れてきたら口からも出してみましょう。鼻水やよだれが出てくるので、適宜ふき取ってから逆側も同じように行います。鼻がすっきりする感じになってきたらやめます。

<注意点>

鼻うがいのやりすぎは、鼻の粘膜へのダメージともなる場合がありますので、鼻の状態を自分の感覚で確認して1日、2~3回くらいまでにするといいと思います。

 

点鼻薬を処方されている方は、点鼻薬の直後には行わないでください。

鼻うがいの後、勢いよく強く鼻をかむと、耳の炎症につながる場合があるので、優しく短い間隔でかむとよいです。

鼻づまりが強いときや、のどに痛みがある場合は行わないでください。

 

 

水や塩にこだわらず、まずは試し、鼻へ水を流して反対側の鼻からスムーズにでてくる感覚をつかむことが重要です。

 

ただ、私は塩と水は伊勢の塩、クリスタルガイザーにしています。

鼻うがいを続けて、自分の感覚が鋭くなってきたら

波長の合うものをとりいれることをおススメします。

あなたの健康につながっていきますよ。

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http://directlink.jp/tracking/af/1510808/OhCZrcqd/

 

PMS(月経前症候群)で困ってる方へ アーユルヴェーダで解決できること

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PMSを経験している女性は決して少なくなく、「毎月ある」「たまにある」を含めると約6割が自覚しているともいわれています。

高校生くらいから始まり、更年期手前の40代前半ごろまで続くので、トータルすると30年ほどの付き合いになります。更年期のつらさはせいぜい10年ほど。

 

PMSは月経前の限られた期間とはいえ、付き合う年数は更年期よりもずっと長いわけです。そして、症状は、身体的な不調よりも精神的な不調のほうが多いようです。

 

 

あなたはPMS?月経の1週間前から・・・

 

☑イライラしたり怒りっぽくなったりする

☑うつうつと気分が落ち込む

☑不安や混乱などで気持ちが不安定になる

☑甘いものが無性に食べたくなる

☑眠くてたまらない

☑乳房の張りや痛みがある

☑手足や顔にむくみが出る

☑頭痛がある

☑お腹の張りや痛み、便秘がある

 

これらの症状が月経が始まるとすっと消えるならPMSの可能性大!

 

 

 

ではなぜPMS起きるのか?

PMSが起こる原因は、女性ホルモンです。実はPMSは女性ホルモンが正常に働いているからこそ起こる症状。ちゃんと排卵している証拠でもあります。

月経が終わってから1週間ほどすると排卵が起こります。排卵後、卵子を包んでいた卵胞は黄体というものに変化し、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンを多く分泌し始めます。

 

PMSが起こる詳しいメカニズムはまだ分かっていませんが、このプロゲステロンの増加が関係していると考えられています。

プロゲステロンには水分をため込む働きがあるため、むくみや乳房の張り、便秘などの症状が出やすくなるのです。

一方、月経が始まるとプロゲステロンの量ががくんと減るため、症状は一気に消失します。

原因として考えられるのが、ホルモンの「波」。

女性ホルモンが上がったり下がったりする、その変動に弱い人が不調に陥りやすいのではないかと考えられています。

これは更年期症状にも同様にいえることで、海外ではPMSと更年期症状には相関があるとの報告も多いようです。

実際、PMSがあった人は更年期にホットフラッシュなどの症状が出るリスクが高いともいわれています。

 

ここからは、あなたにPMSに関して、アーユルヴェーダを用いた改善方法を伝えていきます。

まずは、ヨガをとりいれること。ヨガはアーユルヴェーダの一つです。

ヨガといっても難しいポーズをとったりすることではありません。

ヨガとは本来は「調和」「統一」「バランス」という意味をもちます。

心と身体がつながるように働きかけることです。

 

胸を開くヨガ

ヨガマットや大き目のタオルを敷いて行ってください。

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 ①肩の真下に手がくるように置き、腰の真下に膝がくるようにして四つんばいになります。その際、首、みぞおちの力は抜きます。

 

 

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 ②腰と脚はそのままの位置で、手を前に出して上体をマットに近づけます。

そのままおでこを下につけて5秒キープします。

 

 

あなたが、身体を動かすのは面倒です。苦手です。という場合も、アーユルヴェーダで解消する方法は他にもあります。

 

ちょっとここでは長くなってしまうので、今必要な方は続きはこちらから確認ください。

PMSの症状で悩んでいる方へ解決方法をお伝えします PMSで悩んでいる女性の方へ!解決方法をお伝えします。

 

すぐに取り入れられる方法ばかりなのでぜひ取り入れてくださいね。

 

 

ハーブの運び屋

アーユルヴェーダで用いられるハーブは治療する必要のある優勢になっているドーシャに合わせて、さまざまなキャリア(運び屋)を使って調製します。このキャリアはサンスクリット語でアヌパーナと呼ばれ、ハーブの作用を増強したり、修正したりします。

主なキャリアは次のものです。

 

・牛乳

・水

・ギー

・ハーブジュース

・砂糖

・塩

・ハチミツ

 

牛乳はピッタ(炎症)とヴァータ(疲れ、乾燥、冷えなどの症状)の増加を中和するほか、アシュワガンダやシャタバリといった強壮薬であるハーブの滋養効果を高めます。

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水は温めるとアグニ(消化の火)を増やしてアーマ(未消化物・老廃物)を取り除き、ヴァータ(疲れ、乾燥、冷えなど)とカパ(冷え、停滞)を減らします。

ギーは組織の深部までハーブを運び、神経系と生殖器系に滋養を与えて、ハーブの消化と吸収を高めます。特にピッタ(炎症)に有効です。

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ハチミツは温性と収斂性により、カパ(冷え、停滞)を減らします。ただし、妊婦さんや子供には厳禁です。

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ラサ―ヤナ 古くから伝わる若返りの治療法

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アーユルヴェーダでは、5000年以上前から、オージャス(生命力)を増やして加齢プロセス(ジャラ)を遅らせるための方法を伝えています。

 

ラサ―ヤナ(若返りの治療)は、特にヴァータタイプ(乾燥し、冷たい、疲れやすい体質)に、秋の間に行うと効果があり、体重や力強さが増し、その後の寒い冬に耐える体力をつけるのを助けます。

 

高齢者や妊娠中の女性、子供、精神的に疲れ果てた人、病後の回復期や産後で衰弱した人、貧血の症状にも有効です。

 

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解毒(デトックス)後に滋養を与えるという流れになるため、もともとアーマ(老廃物、未消化物)による症状が残っている人や、肥満の人、風邪や流感にかかっている人、発熱、感染症、アレルギーを発症している人には禁忌とされています。

 

 

治療方法として、ハーブをもちいることがあります。

多くのラサ―ヤナのハーブには適応促進の性質があり、身体的なストレス(過剰な労働、汚染、アルコールや薬剤の使用などによる)や精神的なストレス(悲しみ、不安など)に対する耐性を高めます。

主なラサ―ヤナのハーブ名は

ゴツゴラ

シャタバリ―

バコパ

アーマラキー

ピッパリー

バラ―

グドゥチー

アシュワガンダ

ターメリック

トゥルシー

アロエ・ヴェラ

ヴィダリ

ゴクシューラ

リファラー(アーマラキー、ヒビ―タキ―、ハリータキーを調合したもの)

 

ハーブの詳細についてはまた別に紹介したいなと思っています。

 

ラサ―ヤナは身体と心に同時に影響を与えます。年齢が若いうちに身体と心の両方が老化するのを防ぎ、病気に対する身体の耐性を増やします。

アーユルヴェーダの古典『アシュターンガ・フリダヤ』によると、ラサ―ヤナにはミルク、粗糖、ギー(精製バター)、はちみつで身体に滋養を与えること、オイルでの浣腸や十分な睡眠と休息、オイルマッサージ、入浴、快適なライフスタイルが含まれます。

身体と心を活性化し免疫力を高めるハーブや食事のすべてが、若返り療法とみなされています。

 

ラサ―ヤナ療法では、過剰労働(身体的にも精神的にも)の軽減を推奨しています。

早寝し、自分自身で十分だと思う睡眠時間を確保し、性活動を減らし、マスメディアによる娯楽の刺激を控え、呼吸法(プラーナヤーマ)を実践し、ヨガまたは気功など緩やかな運動をし、海辺や山の中のキャビンなど自然の中や美しくて平和な場所で時を過ごすことで老化を遅らせることができるといわれています。ストレスや疲労がいかに老化を加速させるかを考えてしまいますね。

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現代の私たちの生活では、毎日は無理であっても、このような余裕のある1日をとれるようにしたいところですね。

ラサ―ヤナの重要ポイントは「快さ」。

快いことを考え、調和を促すような話し方、穏やかで思いやりにあふれる態度、シンプルな日常生活、生命と自然を尊重する穏やかな意識を保てるようにする事が意識しなくてもできていることが大切になってきます。

 

 

 

瞑想の役割とは

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アーユルヴェーダ医師のディーパック・チョプラ氏はこう語っています。

アーユルヴェーダの原則に従うとは、心が身体に対して非常に深く影響を及ぼすことであり、病からの解放は、自己の意識に働きかけて、まず精神のバランスを取り戻し、そのバランスを身体にも拡大できるかどうか、にかかっている。」

 

心と感情のバランスを整えて、内的な苦しみをなくすために、際限なく続く心のざわめきを鎮め、内側に入っていく必要があります。

瞑想は意識を内なる自己に向けるのに役立つほか、心の状態をまったく変えて精神と一体化させる能力があります。

瞑想を通じて、意識の観察者の中に入ることにより、現れては消える、心、思考、感情、感覚の動きを観察することができます。

心の観察者になることができるということは、心は、私そのものではなく、私たちが使うことのできる道具であるということです。

 

瞑想による恩恵

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瞑想を行うと、精神や感情のアーマ(アーユルヴェーダでいう未消化物、老廃物のこと)を取り除き、それが蓄積するのを防ぐことができます。

不安、怖れ、動揺、怒りを感じた時、一連の生理的事象が次々と起きます。

視床下部、下垂体、副腎から出たホルモンや生化学物質が身体にあふれ、身体全体に影響を及ぼします。

 

例えば極度のストレスを受けると、心拍数は上がり、筋肉に流れ込む血流が増えて瞳孔が拡大し、肺に多くの酸素が流れ込みます。

慢性的にストレスを受けると、身体は長期的に渡って異常に覚醒した状態で身体を守ろうとするホルモンが過剰に分泌されて、最終的には枯渇してしまいます。この影響により、オージャス(アーユルヴェーダでいう生命エネルギーと免疫のこと)が低下します。

研究により、瞑想はオージャスを増やし、ストレス耐性を高めて、コレステロール値を減らし、血圧を下げ、怖れ、攻撃性、怒りといった否定的な感情を鎮めることが分かっています。

 

身体に蓄積したアーマ(アーユルヴェーダでいう未消化物、老廃物のこと)が原因の、心臓疾患や高血圧、脳卒中などの病気は、瞑想によって著しく改善することが分かっています。

瞑想には様々な形がありますが、すべてに共通していることは、集中して自分の思考を観察することです。

 

インドでは、マントラという特別な力があたえられるという言葉を詠唱します。

それによって力場を作り、心を鎮め、身体に調和をもたらすことで深く瞑想することができるようになるのです。

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ドーシャがダートゥ(身体の組織)に与える影響

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心や身体に起きる、生理学的、心理学的変化には、ドーシャの乱れが存在しています。

ダートゥ(身体の組織)は、病気が実際に現れる場所です。

経路の問題によって悪影響が及んでしまうと、ダーシャ(損なわれる、の意味)という状態になります。

 

ドーシャが増えて、特定のダートゥに入ってしまうと、身体の不調を感じます。

特にもともと強くないダートゥの箇所にその傾向が見られます。これは、カルマ(行為)が原因で、生まれ持ったものである可能性があります。