癒しのアーユルヴェーダ

美容・健康・ダイエット・若返りはインドの伝統的な自然療法『アーユルヴェーダ』で実現できる。その方法を紹介します。

【お悩み相談】寝つきが悪くていつまでも眠れません

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床についても頭が冴えてしまって、いつまでも寝付けない。寝返りをうってばかりで気づくと1時間、2時間と過ぎている。そんな経験はだれでもありますね。

 

パソコンに向かって仕事をしていたり、深夜までYoutubeをみてしまっていたりすると中々眠くなりません。

 

これは、ヴァ-タという心と身体に「動き」をもたらす力(=エネルギー)が、頭(神経系)で強くなりすぎて、考えが止まらなくなってしまうことが原因です。車で例えるとスピードオーバーですぐには止まれなくなっている状態です。

 

ヴァータは心と身体に「動き」を与える力(=エネルギー)なので、もし強くなりすぎれば動きが過剰になり、反対にヴァ-タが弱すぎれば動きたくても動けなくなってしまいます。

睡眠障害にはたくさんの原因や種類がありますが、最も多いのがヴァ-タの乱れによるものです。

 

人間の身体には、大きく分けると5つのヴァ-タが働いています。

  • 頭のあたり:心の活動、呼吸の維持・管理などに作用する
  • 胸のあたり:話す、歌う、吐く息などに作用する
  • 上腹部のあたり:胃腸の動き、肝臓機能などに作用する
  • 下腹部のあたり:排泄、女性であれば月経、分娩をもたらす作用
  • 1~4までを含めた全身:血液循環、関節の動きに作用

 

これら5つのヴァ-タはつねに関係し合いながら働いています。

 

例えば、トイレに行きたいのを我慢した結果便秘になると、下腹部のあたりのヴァ-タが緊張し、その緊張状態が頭のあたりのヴァ-タを乱し、結果として寝付きがわるくなることがあります。

 

また、その反対もあって、夜寝るのが遅くなり寝不足になると頭のあたりのヴァ-タが乱れてその結果下腹部のあたりのヴァ-タを乱して便秘になってしまいます。

眠りを整えることは身体全体に作用することがわかります。

 

 

【まとめ】

寝つきの悪さは、頭のあたりのヴァ-タが乱れているから。頭のヴァ-タを整えることで自然と寝つきが良くなっていきます。

 

 

こんな工夫も取り入れてみて!

寝る1時間くらい前に短めにお風呂に入って少しリラックスしましょう。そのあとPCやスマホは厳禁です。

 

 

5つあるヴァ-タのどれが乱れても寝つきは悪くなってしまいます。

夕飯を食べすぎてお腹のあたりのヴァ-タが乱れるとそれだけで寝つきが悪くなる場合もあります。心当たりのある方は夕飯を少なめにするとよいですね。