健康を保つために必要なドーシャと組織の関係
アーユルヴェーダでは身体の組織、機能のことを「ダートゥ」といいます。
そして、身体の組織を次の7つ
のパーツに分けて状態をみます。7つのダートゥが最適な状態で機能していることを、ダートゥ・サラ(最適な組織、機能)といいます。
血漿が良い状態のときを、ラサ・サラといいます。
顔色が良い、
肌が輝いている、髪が滑らかで艶やか、持続力がある、喜びにあふれ、回復しやすい傾向があります。
血液が良い状態のときを、ラクタ・サラといいます。
循環が良く、手足が温かい、唇や結膜が赤い、頬の色がバラ色。舌はピンク色、肌が温かい、エネルギーが満ちている、幸福感がある状態です。
筋肉が良い状態のときを、マーンサ・サラといいます。
筋肉がよく発達して、引き締まっている、持続力があり、勇気がある。安定性がある、体格が美しく鍛えられている状態です。
脂肪が良い状態のときを、メーダ・サラといいます。
良好な脂肪の層があって、関節、便、髪、眼などに潤いがあり、髪に光沢があり声は美しく、精神的に強く、愛情、喜び、思いやりに満ちた状態です。
骨が良い状態のときを、アスティ・サラといいます。
骨と歯が強い、背が高い、髪が多い、爪が厚い、関節が大きい、我慢強い、断固としている、持久力がある状態です。
神経が良い状態のときを、マッジャー・サラといいます。
眼が大きくて澄んでいる、頭の切れが良い、繊細、記憶力が良い、痛みに強い状態です。
生殖器官が良い状態のときを、シュクラ・サラといいます。
眼が輝いている。生殖器が十分に形成されていて性交できる状態です。
全体としてダートゥが最適な状態にあると、肌は輝き、髪にツヤがあり、頭は冴えわたっている状態になります。